quinta-feira, 17 de abril de 2008

dai 14ka

14課 お別れのあいさつ

【会話文】

登場人物:司会者

     リー

場  面:大学の近くのレストランでテーブルスピーチをする

   

司会者: それでは,次に,リーさんに一言ごあいさつをお願いしたいと思います。では,リーさん,お願いします。

リー : 最初に,先生がたそれから同級生の皆さんに,お礼を申し上げたいと思います。 1年間,本当にありがとうございました。

      1年前日本に来た時は, 不安と心配ばかりでした。一番心配だったのは,やっぱり日本語でしたが,もう一つは日本の大学でちゃんとやっていけるだろうか,ということでした。日本は競争のはげしい所だと聞いていましたし、1年間最後までやって行けるかどうかとても不安でした。

でも、今から考えてみますと、小林先生の研究室に来ることになって,本当に幸運だったと思います。私の日本語は,思っていたとおりあまり十分ではありませんでしたけれど,研究室の皆さんが,がまん強く私の日本語を聞いてくださったので,なんとか1年間勉強を続けることができたのだと思います。授業の準備を手伝っていただいたり,大学祭など,いろいろな行事に參加させていただいたり,本当にお世話になりました。

行事といえば,旅行とか,コンパとか,いろいろなことがありましたけど、 中でも一番印象に残っているのは,11月の大学祭です。日本に来てすぐだったということもあったと思いますが,準備をしながら,夜遅くまで議論したり飲んだり,とてもいい経験でした。これなら,日本でやっていけるのではないかと、その時思いました。

それから,勉強のほうですが,これは,ごめいわくのかけっぱなしでした。最後のレポートも先週出したところで。最後までごめいわくをかけてしまいましたが,私としては,一応,自分の関心を持っていることについてまとめることもできましたし,新しい考え方,新しい資料に触れることもできて,とても良かったと思います。来月から日本の会社で,今度は研修をすることになっているのですが,この大学で学んだことを,実際の仕事に役立てていきたいと思っています。

      これで,この大学を離れることになりますが,これからもいろいろ教えていただきたいと思います。

      それから,私の国についての資料や情報が必要だというようなことがありましたら,いつでもおっしゃってください。そういうことでしたら,少しはお役に立てると思います。機会があったら,ぜひ一度,私の国にもいらしてください。

      1年間,本当にありがとうございました。これからも,よろしくお願いします。

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     司   競   幸    象  触   

【読解文】

大学の国際化

 国際化という言葉が最近よく聞かれる。この言葉の概念はそれほど明確なものではないが,その要素の一つとして,情報が国と国の間で相互にかつ同程度に流れる,ということがあげられるとするなら,日本が国際化するためには,外国へ出て行く情報を多くする必要がある。情報に関しては,今まで圧倒的に入って来るばかりだったからである。例えば,ニュースでも,ファッションでもそうだったし,また研究・教育の分野でも輸入超過だった。現在,政府は,21世紀までに留学生を10万人にするという計画を持っているようであるが,日本の大学の国際化という意味では一応歓迎すべきものであろう。

 しかし,その方向はともかく,留学生の受け入れの現状を考えると問題は山積していると言わざるを得ない。例えば,留学生宿舎の不足というような施設などの問題もあるが,日本での学位取得の難しさとか,あるいは卒業しても適当な就職口がないというような社会体質等,もう少し根の深い問題もある。国際化のためには,まず初めにこのような問題を見直すことが必要なのではないだろうか。

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